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SBI証券と楽天証券は、どちらも国内最大級のネット証券会社で、それぞれ総合口座開設数が1,000万口座を超えています。
新NISA(旧NISA・つみたてNISA)は一人一口座しか開設できないため、両方を同時に使い分けることはできません。
どちらの新NISAを選ぶべきかは、ポイント還元率やアプリの使いやすさ、経済圏など、あなたが重視する項目によって異なります。
この記事では、管理人が実際に口座を運用してそれぞれ特徴を比較します。
投資歴17年の40代の投資家。
過去の投資利益:約1080万(確定利益)
保有資格「2級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)」
過去の投資利益(すべて確定)
■2017年:約512万
■2018年:約340万
■2019年:約-72万
■2020年:約100万
■2021年:約96万
■2022年:約57万
■2023年:約51万
お金の専門家であるファイナンシャルプランナーが、お金の悩みについて記事を執筆しております。
この記事を読まれている方のほとんどが株式投資初心者の方だと思います。
なので、まずは楽天証券とSBI証券の特徴を簡単にまとめます。
結論、そんなに変わりはありません。
正直どちらでも損はないと断言できます。
・手数料が無料のコースがある
・楽天ポイントで株や投資信託を買える
・楽天カードで積み立てNISAや投資信託を買うと楽天ポイントが貯まる
・楽天証券と楽天銀行口座のダブル口座開設で金利がUP
・1株単位で買える
・手数料が無料
・取扱商品の種類が非常に豊富
・夜間取引が可能
・1株単位で買える
・ポイントで投資信託が買える
楽天カードや楽天銀行など、楽天経済圏を利用されている方は楽天証券
住信SBI銀行や三井住友カードが発行するクレジットカードを利用されている方はSBI証券
を選ぶとポイントがたまりやすいのでおすすめです。
どの銀行もカードも利用されていない方は本当に好みで選んで大丈夫です。
次は、2つの証券会社を具体的に比較していきます。
比較しても専門用語が多く何のこっちゃわからないかもしれません。
数字の比較を見ても、どっちがいいのかよくわからない方は読み飛ばして下さいね。
国内株式取引においては「超割コース」と「いちにち定額コース」が主要なプランです。
「超割コース」は、取引ごとの約定代金に応じた手数料が設定されており、低額から高額取引まで幅広く対応しています。
「いちにち定額コース」は、1日の合計約定金額に基づいて手数料が決まるため、頻繁に取引を行う投資家にとってコスト効率が高いプランです。
また、「ゼロコース」では、SOR(スマート・オーダー・ルーティング)とRクロスの利用により、取引手数料が完全に無料となります。
このプランは、手数料コストを抑えたい投資家にとって非常に魅力的です。(一番おすすめ)
さらに、NISA口座では国内株式と投資信託の買付手数料が無料となっており、長期的な資産形成を目指す投資家にとって有利な条件が整っています。
米国株式取引においては、約定代金の0.45%の手数料がかかり、最低手数料は0ドル、上限は20ドルと設定されています。これは他の主要ネット証券と比較しても競争力のある手数料体系です。
中国株式取引では、約定代金の0.5%の手数料がかかり、最低手数料は500円となっています。この点でも楽天証券は他のネット証券と比べてバランスの取れた手数料設定をしています。
手数料プラン | 手数料 |
---|---|
超割コース |
〜10万円:99円
|
いちにち定額コース |
〜100万円:無料
|
ゼロコース | 全取引金額:0円 |
NISA口座 |
国内株式と投資信託の買付手数料は無料
|
米国株式 |
約定代金の0.45%+消費税(最低手数料0米ドル、手数料上限20米ドル+消費税)
|
中国株式 |
約定代金の0.5%+消費税(最低手数料500円+消費税、手数料上限5,000円+消費税)
|
SBI証券は2023年9月30日から、日本株の売買手数料を完全無料化しました。現物取引、信用取引、そして単元未満株の取引においても、すべての売買手数料が0円となりました。投資コストを抑えつつ、さまざまな取引が可能になります。SBI証券のこの手数料無料化は、投資家にとって非常に魅力的なポイントです。
また、他のネット証券と比較しても、手数料無料の範囲が広く、特に頻繁に取引を行う投資家にとっては大きなメリットとなります。
取引種別 | 手数料(スタンダードプラン) | 手数料(アクティブプラン) |
---|---|---|
国内株式現物取引 | 無料 | 無料 |
国内株式信用取引 | 無料 | 無料 |
単元未満株(S株) | 無料 | 無料 |
米国株式取引 | 約定代金の0.45%(最低手数料0ドル、上限20ドル) | 約定代金の0.45%(最低手数料0ドル、上限20ドル) |
中国株取引 | 約定代金の0.44%(最低手数料50香港ドル) | 約定代金の0.44%(最低手数料50香港ドル) |
投資信託購入手数料 | 無料 | 無料 |
NISA口座取引 | 無料 | 無料 |
楽天証券は4月に1100万、SBI証券は8月に1300万突破しました。
ネット証券だけでなく総合証券(店舗型証券)を含めた全証券会社の中でも、SBI証券と楽天証券は国内トップ2の地位を誇っており、その存在感の大きさがわかります。
SBI証券のほうが米国株の取り扱い銘柄数が多いものの、「新規上場したばかりの米国株を買いたい」といった特定のニーズがない限り、楽天証券でも大差ありません。
現時点で、金融商品の品揃えに関して、投資初心者が気にするほどの差はこの2社にはないと考えられます。
マネックス証券も比較してみます。
証券会社 | 取扱い投資信託数 | つみたて投資枠で買える投資信託数 | 米国株の銘柄数 |
---|---|---|---|
SBI証券 | 2,577本 | 230本 | 約5,190銘柄 |
楽天証券 | 2,574本 | 227本 | 約4,700銘柄 |
マネックス証券 | 1,780本 | 228本 | 約4,400銘柄 |
新NISAの口座選びで注目すべき特徴の一つに、クレジットカードで投資信託の積立額を決済する「クレカ積立」があります。
クレカ積立によって貯まるポイントは、カードの支払いに充てたり、ポイント投資に利用することができます。
楽天証券では楽天カードが対応しており、積立金額に応じて楽天ポイントが付与されます。
さらに、楽天キャッシュという独自の決済手段を利用した場合も、カードのランクに関係なく0.5%のポイントが還元されます。これにより、200円につき1ポイントが貯まります。
一方、SBI証券では三井住友カードやOliveフレキシブルペイが対応しており、Vポイントが付与されます。
両社ともクレカ積立の利用でポイントが貯まり、普段から利用しているポイントプログラムを有効に活用することができます。
クレカ積立に関しては、楽天証券とSBI証券のどちらも優れた選択肢です。
普段から貯めているポイントや、よく利用する店舗で使えるポイントの使い勝手を考慮して選ぶことをおすすめします。
ポイント還元率は証券会社の方針によって変動するため、ポイントをおまけとして考え、ポイント獲得のためだけに金融機関を安易に変更するのは避けましょう。
自身の投資スタイルや利用しやすさを優先して選ぶことが大切です。
楽天証券では、楽天カードを使用して投資信託の積立ができます。
購入する投信の代行手数料とカードのランクによって、楽天ポイントの還元率が異なります。
代行手数料が0.4%未満の投信の場合
楽天プレミアムカード:1%
楽天ゴールドカード:0.75%
楽天カード(一般カード):0.5%
代行手数料が0.4%以上の投信の場合
楽天プレミアムカード:1%
楽天ゴールドカード:1%
楽天カード(一般カード):1%
2024年4月からは、クレカ積立の月額上限が10万円に引き上げられます。
例えば、楽天プレミアムカードを使用してインデックス型投信を月10万円積み立てた場合、年間で1万2000ポイント(1%還元)が貯まります。カードの年会費は1万1000円なので、差し引き1000円相当のプラスとなります。年会費無料の一般カードでも、年間で6000ポイント(0.5%還元)が貯まります。
プレミアムカードの特典としては、楽天市場での還元率が火・木曜日に+1%(楽天市場コース)、誕生月に+1%、およびプライオリティ・パスによる空港ラウンジの無料利用(25年以降は年5回まで)などがあります。これらの特典も考慮してカードを選ぶと良いでしょう。
楽天ゴールドカードでは、月10万円の積み立てで年間9000ポイント(0.75%還元)が得られます。年会費2200円を差し引くと6800円相当のプラスとなり、一般カードの年間6000ポイントを上回ります。毎月10万円の積立額を見込んでいる人にはゴールドカードがおすすめです。
積立額が月7万円の場合、ゴールドカードでは年間6300ポイントが得られ、年会費を差し引くと4100円相当のプラスです。一方、一般カードで月7万円の場合は年間4200ポイントが得られるため、こちらがわずかに有利です。これがゴールドカードと一般カードの損益分岐点となります。
運用担当者の手腕で市場平均を上回る成績を目指すアクティブ型投信の場合、ほとんどが代行手数料0.4%以上に該当するため、どのランクの楽天カードでも1%還元が得られます。アクティブ型投信を軸にクレカ積立を行う場合は、ランクにこだわる必要はありません。一般カードで月10万円を積み立てると、年間1万2000ポイントがそのまま得になります。
また、楽天証券では楽天キャッシュ(楽天グループのオンライン電子マネー)による投信の積立も対応しています。積立時のポイント還元はありませんが、楽天キャッシュの残高に楽天カードでチャージすることで0.5%の還元が得られます。
楽天キャッシュでは、クレカ積立とは別に月5万円まで投信の積立が可能で、合計で月15万円までポイント還元を受けながら積み立て投資ができるのは、楽天証券ならではの強みです。
SBI証券では、三井住友カードを使って投資信託の積立が可能です。
業務提携する他社経由で開設した金融仲介口座では他のクレジットカードも使える場合がありますが、通常の証券口座では三井住友カードを利用します。
特徴的なのは、日常のクレジットカード利用状況が積立時のポイント還元率(Vポイントを付与)に影響する点です。
一般カード(例:三井住友カード(NL)やOliveフレキシブルペイ)
基本還元率:0%
前年のクレカ利用額が10万円以上:還元率0.5%
カード入会初年度:条件なしで0.5%
ゴールドカード(例:三井住友カード ゴールド(NL)やOliveフレキシブルペイ ゴールド)
基本還元率:0%
前年のクレカ利用額が10万円以上:還元率0.75%
前年のクレカ利用額が100万円以上:還元率1%
カード入会初年度:条件なしで1%
ゴールドカードは、年間100万円以上の利用で1万円相当のボーナスポイントが付与され、100万円利用で年会費が永年無料になります。
プラチナカード
基本還元率:1%
当年のクレカ利用額が300万円以上:還元率2%
カード加入月の翌月末頃にポイントが付与
プラチナプリファード
基本還元率:1%
当年のクレカ利用額が300万円以上:還元率2%
当年のクレカ利用額が500万円以上:還元率3%
プラチナプリファードは、年間100万円ごとに1万ポイントのボーナスポイントが付与されます。
一般カード:年間10万円以上の利用で0.5%還元、初年度は無条件で0.5%。
ゴールドカード:年間100万円の利用で1%還元、年会費無料特典もある。
プラチナプリファード:最大3%還元が可能、年間300万円の利用で大きなリターン。
注意点
2024年10月買い付け分まではキャンペーンにより、一般カードは0.5%、ゴールドカードは1%、プラチナプリファードは5%の還元率が適用されます。
このキャンペーン期間中は、クレジットカード利用額によるポイント還元率がそのまま適用されるため、利用額に応じた調整が不要です。
単元未満株とは、本来100株単位でしか購入できない国内株式を1株から購入できるサービスのことです。
新NISAの成長投資枠では株式取引もできるため、少額から日本株の売買を始めたい初心者には特におすすめです。
SBI証券と楽天証券の比較表
証券会社 | 取引手数料 | リアルタイム取引 | 積立サービス |
SBI証券 | 無料 | 不可 | 可能 |
楽天証券 | 有料(寄付取引のスプレッドは無料。リアルタイム取引は、東証参考価格に0.22%のスプレッドを加減算した価格で約定します。) | 可能 | 可能 |
SBI証券の「S株」は、東証全銘柄(約3,900銘柄)を対象に、1日3回(前場始値、後場始値、後場終値)取引が可能です。
買付・売却ともに手数料が無料で、幅広い銘柄を取引したい方には最適です。
楽天証券の「かぶミニR」は、リアルタイム取引が可能な銘柄が730銘柄に限られますが、前場寄付の取引が可能な銘柄は1,769銘柄です。
SBI証券と比べると取り扱い銘柄数が少ないですが、楽天ポイントを使った投資が可能で、単元未満株を積み立てて100株を目指す「かぶツミR(国内株式積立)」というサービスも利用できます。
これは、コツコツと積み立て投資をしたい方には非常に便利です。
寄付取引のスプレッドは無料。リアルタイム取引は、東証参考価格に0.22%のスプレッドを加減算した価格で約定します。
なお、SBI証券も2024年秋に「国内株式積立サービス」を開始予定です。
どちらの証券会社を選ぶかは、手数料を重視するか、リアルタイム取引や積立サービスの利便性を重視するかによって異なります。
自分の投資スタイルに合った証券会社を選びましょう。
楽天グループのサービスをよく利用する人には、楽天証券がおすすめです。
楽天カードでの積立投資により楽天ポイントが貯まり、そのポイントを使ってさらに投資が可能です。
楽天ポイントを日常的に使っている方にとっては、ポイントが貯まりやすく、お得な取引ができます。
また、楽天市場や楽天モバイルなど、楽天グループの他のサービスとの連携が強力なため、さまざまな楽天サービスを活用している人にとって利便性が高いです。
例えば、楽天カードによる投信積立ではポイント還元率が高く、楽天キャッシュを利用した積立も可能です。
投資初心者で、シンプルかつ使いやすいインターフェースを求める方にも楽天証券は向いています。
楽天証券で取引するのは直感的で使いやすく、投資情報も豊富に提供されています。
さらに、楽天証券のYouTubeチャンネルや楽天証券の投資情報アプリ「トウシル」といった学習ツールを活用すれば、投資の知識を深めながら取引が可能です
SBI証券は取扱商品が非常に豊富です。
国内外の株式、投資信託、債券、FXなど、さまざまな投資商品を提供しており、投資の選択肢が広がるため、自分に合った投資商品を見つけやすくなります。
初心者でも自分の投資スタイルに合った商品を選べるのが特徴です?。
次に、ポイント還元が魅力的です。
SBI証券では、三井住友カードを利用して投資信託の積立ができます。年間のカード利用額に応じて、積立時のポイント還元率が変動します。
例えば、ゴールドカードで年間100万円以上の利用があれば1%の還元が受けられ、プラチナカードでは年間300万円以上の利用で2%の還元が受けられます。この仕組みにより、日常のカード利用でポイントを貯めながら投資を行うことができ、非常に効率的です。
さらに、SBI証券では1株から株式を購入できる「S株」というサービスがあり、取引手数料が無料です。
少額から投資を始めたい初心者でも手軽に株式投資を始めることができます。このサービスは特に、少しずつ投資を増やしていきたい人にとって非常に便利です。
また、SBI証券のアプリも非常に使いやすく、初心者でも簡単に操作できます。積立状況や評価損益をグラフで確認できるため、投資の進捗を一目で把握でき、投資を続けるモチベーションを維持しやすいです。
SBI証券は新NISA口座を開設するのに適しており、特に投資初心者や少額から投資を始めたい方、ポイント還元を重視する方におすすめです。
ほとんど差はないのでとりあえず開設して、操作してみて決めてもいいかもしれません。
あなたと私の資産が増えますように☆
投資歴17年の40代の投資家。
過去の投資利益:約1080万(確定利益)
保有資格「2級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)」
お金の専門家であるファイナンシャルプランナーが、お金の悩みについて記事を執筆しております。
本記事で紹介している商品、銘柄、企業名などの情報は、あくまで参考として提供しているものであり、特定の株式や商品の売買を推奨するものではありません。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。