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物価が上がり続ける状況の中、配当金で少しでも収入源を増やしたいと考える人は少なくないでしょう。
しかし、高配当株の中にはリスクが高い銘柄もあります。
高配当株とは、配当利回りの高い株式を指します。
一般的に4%以上になると高配当と言われています。
今回の記事では、買ってはいけない高配当株を見分けるためのポイントを詳しく解説します。
配当利回りが極端に高い銘柄には注意が必要です。
なぜなら、企業が安定して収益を上げ続けなければ、配当金を支払い続けるのは難しいからです。
もし企業の業績や財務が不安定だと、配当を減らしたり、最悪の場合は配当をやめてしまう(無配)こともあります。
高い配当利回りを維持できるかどうかが重要なポイントです。
企業の業績悪化などで、配当利回りが一時的に高く見えることがあります。
なので、配当利回りだけに目を奪われず、企業の状況をしっかりチェックすることが大切です。
株価が下がると、同じ配当金額であっても利回りが高く見えるため、魅力的に感じるかもしれません。
しかし、株価の下落は、企業の業績が悪化している可能性を示すサインかもしれません。
つまり、将来の成長が期待できない企業の株は、いくら配当利回りが高くても避けるべきだということです。
投資をする際は、企業の財務状況や市場の動向をしっかり分析し、短期的な利回りだけにとらわれず、長期的な視点で判断することが重要です。
営業利益や経常利益が減少している高配当株にも注意が必要です。
企業は利益をもとに配当金を支払いますが、もし利益が減少し続けると、将来的に配当を減らしたり、完全に止める(無配)リスクが高くなります。
配当金を目当てに株を買ったのに、配当が減ってしまったら意味がなくなりますよね。
さらに、利益の減少は投資家の心理にも影響し、株価が下がる原因になることがあります。
株価は、企業の業績や将来の見通しに基づいて変動するため、利益が減れば株価も下がる可能性が高いです。
配当性向が100%以上の株には注意が必要です。
これは、企業が実際に稼いだ利益よりも、配当金として支払う金額の方が多いことを意味します。
一時的な事情でこのような配当政策を取っていることもありますが、長期的には持続可能なものとは言えません。
企業は将来の成長や新しい事業のために利益を再投資する必要があるので、利益以上に配当を出し続けると、いずれ負担が大きくなってしまいます。
また、配当を続けるために企業が借金を増やしたり、資本金を減らしたりする可能性があり、これが企業の財務状況を悪化させるリスクにつながることもあります。
将来的に必要な資金を確保できないと、企業の成長が止まったり、信用リスクが高まったりするかもしれません。
長期投資を考えるなら、配当性向が高すぎる企業には慎重になることが大切です。
高配当株は、一般的に成熟した企業であることが多いです。
成熟した企業は、すでに大きな市場シェアを持ち、安定した収益を上げることができます。
そのため、余った資金を株主に配当として還元できるのです。
業績が大きく悪化したり、経営方針が変わらない限り、高配当株は安定した収入源として期待できます。
高配当株への投資は、初心者でも始めやすい投資戦略です。
基本的に、株を買って配当金を受け取るだけで利益を得られるので、複雑な取引や専門知識が必要なく、株式市場や投資に詳しくない人にもわかりやすいです。
株式市場には多くの情報があり、キャピタルゲイン(売買差益)を狙う投資では、企業の業績や財務状況、業界の動向、競合情報などを詳しく分析する必要があります。
しかし、これには時間とスキルが必要で、すぐに身につけられるものではありません。
その点、高配当株の投資は、選んだ銘柄が安定していれば、長期的に安定した利益を得やすい方法だと言えるでしょう。
高配当株が「おすすめしない」と言われる理由として、以下の2つがよく挙げられます。
企業の業績が悪化すると、配当が減らされる(減配)や完全になくなる(無配)リスクがあります。
減配や無配になると、株価も一緒に下落することが多く、投資した金額が大きく目減りするリスクが伴います。
高配当株は、安定した業績を持つ成熟企業が多い傾向にあります。
そのため、急激な成長を期待できず、大きな値上がり益を狙うのは難しい場合が多いです。
高配当株に投資する際には、単に配当利回りの高さに惹かれるのではなく、これらのリスクをよく理解することが大切です。
ただし、高配当株でも一部の企業はキャピタルゲイン(値上がり益)を期待できるケースがあります。
たとえば、成熟した企業が新たな市場に参入したり、事業拡大を行ったりすると、企業の成長に伴い株価が上昇する可能性があります。
また、株式市場全体が好調な場合や、業績改善が見られる際には、高配当株の株価も上昇することがあります。
そのため、高配当株だからといって必ずしも値上がりが期待できないというわけではありません。
特に、財務体質が安定しており、将来的な成長戦略を持つ企業であれば、配当金に加えて株価の上昇も見込める場合があります。
なので、投資対象の企業が財務的に安定しているか、将来の成長が見込めるかをしっかり分析して判断することが重要です。
高配当株は、安定した収入源を得るための人気の投資方法ですが、配当利回りだけで選ぶのは注意が必要です。
たとえば、記念配当で一時的に配当が高くなった銘柄や、業績が悪化して株価が下がった結果、配当利回りが高く見える銘柄もあるからです。
これらは長期的に安定した配当を期待するにはリスクがあります。
そのため、投資する前に過去5年ほどの配当実績を確認し、安定して同じ水準の配当を支払い続けているかをチェックすることが大切です。
また、1株あたりの配当金(配当額)が、1株あたりの利益(EPS)を超えている企業には注意が必要です。
これは、会社が無理に配当を出している状態で、将来にわたって配当を続けるのは難しい可能性があります。
したがって、単に高い配当利回りだけで選ぶのではなく、企業の配当の安定性や収益状況をしっかり確認し、慎重に銘柄を選ぶことが重要です。
もし、個別株選びに悩んでいるなら、おすすめのスクリーニング方法を別ページで解説します。
お茶でも飲みながら読んでみてください^^
投資歴17年の40代の投資家。
過去の投資利益:約1080万(確定利益)
保有資格「2級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)」
お金の専門家であるファイナンシャルプランナーが、お金の悩みについて記事を執筆しております。
本記事で紹介している商品、銘柄、企業名などの情報は、あくまで参考として提供しているものであり、特定の株式や商品の売買を推奨するものではありません。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。